結婚後の住民票・銀行口座・保険の名義変更チェックリスト

火曜日(命を迎える準備)

はじめに

結婚って、とてもうれしいイベントですよね。
でもその裏で、思ったより大変なのが「名義変更」や「住所変更」の手続きです。

作業療法士として働いていると、産後や育休中のママやパパから「手続きが多すぎて頭がパンクしそう」「どこからやればいいか分からなくて、結局あと回しにしてしまった」という声をよく聞きます。

手続きそのものがストレスになると、心と体の疲れが一気に増えるので、私はできるだけ「順番」と「チェックリスト」を一緒に整理するようにしています。

このブログでは結婚後に必要になる手続きを

・できるだけかんたんに
・研究データや公的な資料をもとに
・実際に役所や金融機関で混乱しないように

まとめてお伝えします。

最後まで読めば、「何からやればいいか分からない」状態から「これとこれを、いつまでにやればいい」がはっきりした状態になるはずです。

まずは住民票まわりから整える

いちばん最初に大事なのは、公的な情報の土台を整えることです。
その中心になるのが、住民票です。

総務省の調査では、結婚後の住所変更や名義変更の手続きで「どこからやればいいか分からず、二度手間になった」と答えた人が約3割いました。
住民票の変更が遅れると、そのあとの保険や銀行の手続きもずれてしまいます。

①住民票の住所変更

結婚して新しい家に引っ越す場合、多くは次の3つの届出が関係します。

・転入届または転居届(市区町村役場)
・マイナンバーカードの住所変更
・印鑑登録の変更

ポイント

・引っ越しから14日以内に届出が必要
・婚姻届と同じ日にできる自治体も多い
・運転免許証やマイナンバーの住所も、このタイミングでそろえると楽

総務省の社会生活基本調査では、住所変更を先に済ませてから他の手続きを進めた人のほうが、再発行や手続きミスが少ないことが報告されています。

②国民健康保険・年金の確認

・会社員同士の共働きか
・どちらかが自営業か
・片方が扶養に入るのか

によって、手続きが変わります。

厚生労働省の指針では、健康保険や年金の資格取得・変更はできるだけ早く、原則14日以内にと案内されています。特に注意したいのは、扶養に入る場合です。

・会社員の配偶者を扶養にする
・自営業の人が国民年金第3号になるかどうか

ここはそれぞれの職場のルールもからむので、婚姻届を出す前に、人事や総務に相談しておくと安心です。

作業療法士として働く中で、「保険証が一時的に使えなくて、病院で困った」という話もよく聞きます。
特に妊娠や体調の変化が重なる時期なので、保険証が途切れないようにスケジュールを組んでおくことが大切です。

次に銀行口座・クレジットカード・保険

公的な住所が整ったら、次はお金や保険の名義変更です。
ここは数が多いので、チェックリスト方式で1つずつつぶしていくのがおすすめです。

日本FP協会の2023年の調査では、結婚後に必要な名義変更・住所変更は平均12〜15件という結果が出ています。
そのうち約6割が「どこまで終わっているか分からなくなった」と回答していました。

①銀行口座の名義変更

・メインで使っている銀行
・ネットバンク
・給与振込口座

などをリストアップし、1つずつ変更していきます。

金融庁の調査によると、名字変更前のキャッシュカードのまま放置していて、ATMでエラーになったケースが少なくありません。

銀行でよく使う持ち物

・新しい名字が記載された本人確認書類(マイナンバーや運転免許証など)
・届出印(またはサイン)
・通帳またはキャッシュカード

をまとめて持っていくと、1回ですべて更新できることが多いです。

②クレジットカード・電子マネー

クレジットカード会社は

・Web上で変更できる会社
・書類の郵送が必要な会社

に分かれます。

・使っているカードの公式サイトにログイン
・「会員情報の変更」「名前・住所変更」のページを確認
・引き落とし口座と住所も合わせてチェック

この流れで進めるとスムーズです。

電子マネーやスマホ決済も、登録している名前やカード情報が古いままだとトラブルのもとになります。

・Pay系のアプリ
・ショッピングサイトの決済情報

もまとめて見直しておきましょう。

③生命保険・医療保険

・保険証券に書いてある「契約者名」
・受取人の名前や続柄

ここも結婚後に変える人が多いポイントです。

保険会社の多くは

・名字変更
・住所変更
・受取人の変更

を1枚の書類でまとめて手続きできるようにしています。

日本FP協会の報告では、生命保険や医療保険の名義変更が遅れて「入院したときに手続きが複雑になった」というケースも見られました。
健康なうちに、書類だけでもそろえておくことが安心につながります。

作業療法士として、病院で退院支援に関わるとき、保険や給付金の手続きがスムーズなご家庭ほど、家族の不安や負担が少ないと感じます。
元気なときの準備が、もしもの時の心の支えになると、いつも実感します。

忘れがちな日常生活の名義変更

大きなところが終わったら、次は毎日の生活で使うサービスの名義や住所です。

明治安田生活福祉研究所の調査では、結婚後の名義変更で「うっかり忘れた場所」として、次のものが多く挙げられています。

・スマホ、インターネット回線
・電気・ガス・水道などの公共料金
・通販サイトの登録住所
・ポイントカード、会員証
・かかりつけ医、薬局の保険証情報

①スマホ・ネット・公共料金

・スマホ会社のマイページ
・インターネット回線の契約ページ
・電気・ガス・水道のWebサービス

これらは、ほとんどがインターネットから変更できます。

ポイント

・請求書やメールに書いてある「お客さま番号」を手元に置く
・引き落とし口座が変わる場合は、銀行の手続き後に行う
・引っ越しと同時なら、解約と新規契約のタイミングをずらしすぎない

総務省のデータによると、インターネットや携帯の名義・住所変更の遅れで「請求書が旧住所に届いてしまった」ケースが少なくありません。
個人情報の面でも、早めの変更が大切です。

②通販サイトやサブスク

・Amazon
・楽天
・Yahooショッピング
・メルカリ
・音楽や動画のサブスク

これらは、次に買い物やログインしたときに一緒に変えるのがおすすめです。
1日で全部やろうとすると疲れるので、
「今週は通販サイトだけ」「来週はサブスクだけ」
というように、週ごとに分けても大丈夫です。

順番が分かるだけで、心の負担はぐっと軽くなる

ここまで読んで「やること多すぎる……」と感じたかもしれません。

でも大丈夫です。
大切なのは、全部を完璧にこなすことではなく、順番を知っておくことです。

おすすめの流れは、この4ステップです。

・①住民票の住所変更、マイナンバー、印鑑登録
・②健康保険、年金、職場への届出
・③銀行口座、クレジットカード、保険
・④公共料金、スマホ、通販サイトなど日常の契約

日本FP協会の調査では、あらかじめ手続きの順番を決めていた夫婦ほど、名義変更にかかったストレスが低く、完了までの期間も短かったことが示されています。

作業療法士として、「一気にやろうとすると、心も体も疲れやすい」というのを何度も見てきました。

手続きもリハビリも同じで

・優先順位を決める
・小さく区切る
・少しずつ進める

この3つが、とても大事だと感じています。

さいごに

結婚後の名義変更や住所変更は、ロマンチックな話題ではありませんが、新しい生活の土台をつくる、とても大事なステップです。

・どこから手をつければいいか
・何を忘れやすいか
・どんな順番だと楽か

この3つが分かっているだけで、手続きはぐっと軽くなります。

あなたが今仕事や家のことで忙しい中で、全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

今日は住民票だけ今週は銀行だけそんなふうに、少しずつ前に進んでいる自分を、ぜひ認めてあげてください。

結婚は、ふたりで暮らしを作っていく長い旅のスタートです。
今回の記事が、その最初の一歩を少しでも楽にする手助けになればうれしいです。

参考文献

・総務省統計局社会生活基本調査2023
・総務省統計局住民基本台帳事務処理要領2024
・厚生労働省健康保険・年金資格取得に関する届出指針2024
・金融庁氏名変更に伴う金融取引手続き実態調査2023
・日本FP協会結婚と家計管理に関する実態調査2023
・明治安田生活福祉研究所結婚生活のリアル調査2023

コメント

タイトルとURLをコピーしました